【不動産賃貸コラム】賃貸中のお部屋で台風で被害に遭った時はどうすればよいの?

高知市旭町にある、街の小さな不動産屋。
旭町3丁目不動産、竹村です。

今年の異常な降雨の影響で、各地で甚大な被害が出ているようですが、
一日も早く皆様が日常生活に戻れるよう、願っております。

鏡川 公園浸水

鏡川の公園も浸水していました。

さて、先ほど、表題の通りのご質問をお客様から受けましたので、
こちらの方に書かせていただきます。
(なお、そのお客様は被害に遭われたわけではなくて「万が一の時のために」とのことでした)

賃貸中のお部屋で、台風等の自然災害によって建物や家財が被害に遭った時、
入居者が負担しなければいけないのか?

これは、「借主負担」か「貸主負担」かによって異なります。
建物については、家主さんが建物掛けている保険での対応になりますし、
家財等については、入居者さんが契約時にかけている保険がでの対応になります。
状況によって異なるので、被害を受けたときに、管理会社に連絡し、
被害状況の確認及び費用負担について確認していただくのが良いと思います。
基本的に、契約書には”天災等で入居者が受けた被害については家主は責を負わない”となっています。
また、今回の災害を受けて、様々なところでお聞き及びかと思いますが、被害状況を必ず写真で記録に取っておくとよいです。

また、困るのが、時々、入居時に保険に入って、更新せず保険が切れている方がいらっしゃるようです。
管理会社が管理している保険はそんなことはないと思いますが、家主さんが直接管理している物件で、
仲介当時の不動産屋さんがすでにお店を閉めてしまっている場合に、時々見かけます。
大体が1~2年更新ですので、ご自身の保険が切れていないかどうか、ご確認をしておいてくださいね。

なお、退去時に申告した場合、保険の適応ができず、
実費精算となる可能性が高いので、お気をつけてください。

とはいえ、災害時には

まずは、自分と家族の身を守る

これが先決です。

緊急時には、避難所開設のおしらせなども携帯に送られてきます。
電気がつながるうちに携帯の充電をしておきましょう。

また、避難中に被害に遭うことのないよう、日頃から避難所への安全なルートを確認しておいてくださいね。

なお、高知市内では、河川の決壊等の情報はまだ入ってきていませんが、
運転中、強い風による飛来物で窓ガラスが割れているお家がありました。
そういった被害も、一度管理会社の方に連絡し、ご自身の入られている保険窓口に確認してください。

なお、「ハザードマップ 〇〇(地域名)」で検索すると、各都道府県や市町村が出しているハザードマップが見れます。
ご自身のお住まいの地域がどんな災害に弱いのか、避難経路はどこを通ればよいのか?
平時に一度ご確認してみてください。

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